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◇◇医療費控除再確認〜確定申告◇◇
医療費控除は自分や家族が支払った医療費のうち、10万円を超える額(所得が200万円未満の方は所得の5%を超える額)を所得から引いて税額を計算することができます。ただし、保険金で補てんされる金額があれば、医療費から控除します。
検診費用および通院費用が医療費控除の対象となります。出産時に健保組合から一時金が支給されることが多いですが、この費用は医療費から控除して計算する必要があります。
入院に伴う費用については、医療費控除の対象となります。分かりにくいのが差額ベッド代。これは患者側の都合で個室に入った場合は医療費控除の対象にはなりません。その点に注意して、病院との確認を行うことが必要となります。
最近は歯の治療の高額化が目につきます。良く奥さんが歯医者に行って「銀歯の代わりに白のセラミックにしたの。保険が利かないから1本5万円かかったわ」と言われたと、ご主人からのご不満をよく聞きます。一般的に美貌のための医療は自由診療となり、高額になることが多いようです。ただ、この場合でも一般的に使用されている材料を使用した治療であれば、原則として医療費控除の対象となりますので、寛大な気持ちで受け入れることが必要となります。
08年4月より特定健診・特定保健指導にかかる自己負担額が医療費控除の対象とするよう税制改正が行われました。しかし、医療費控除の対象となるためには血圧、資質、血糖値について、一定の基準をクリアする必要がありますのでご注意ください。
医療費控除の対象については判断に困ることもあるかと思います。判断基準は「治療や療養のためのものであるか?」になります。したがって、予防目的のうがい薬やサプリメントは対象外となり、自分で買ったドラッグストアーの風邪薬は対象範囲内となります。
最後に通院時の交通費ですが、原則として医療費控除として認められます。また、車代については、高齢の方の使用については認められますが、医療費の領収書の日付と整合している必要がありますので注意が必要です。なお、自家用車使用によるガソリン代は原則として認められていないようです。
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